私たちの使命
阪神淡路大震災、そして東日本大震災。度重なる大災害を経験した日本は、そのたびに多くの尊い命や組織を失うという、筆舌に尽くしがたい教訓を得てきました。
私たちはこの経験から学び、備蓄や手順の整備、そして「役割分担型」の危機対策訓練を重ね、国内全体の危機対応力を着実に高めてきました。
しかし、この準備を実効性という観点から評価し直すと、「本当に機能するのか」という根源的な疑問が浮上します。
例えば、役割分担に依存した対策では、危機発生時、あらかじめ定められた担当者の安否や行動可否は不確かであり、その計画は瞬時に破綻する恐れがあります。結果として、「動けるはずの人が動けない」「誰が何をすべきか判断できない」という、命運を分ける「空白の瞬間」を生み出してしまう可能性があるのではないか。
だからこそ、私たちASTENOは、これまでの危機対策を実効性という視点で改めて評価し構造的な弱点を克服します。
「危機のとき、誰がその場にいても、即座に、最適な行動が取れる仕組み」を築くこと。
この取り組みこそが、一人でも多くの命を守り、被害を最小限に食い止めると信じています。
予防、渦中、復旧・復興という危機対応力を、テクノロジーを最大限活用し、常に進化させていく
――それがASTENOの使命です。
